山崎元のマネー経済の歩き方
為替リスクは持つほうがいいのか?
「グローバル化する経済のなかで、多くの日本人の稼ぎがすべて
日本円建てであることが強調され、「あなたの資産が日本円という
単一の通貨に集中投資されていることのリスクをどうお考えですか?」
などと脅しのような質問が浴びせられる。「可能性」を消し去ることは
難しいので、精神的に追い込まれることになる。 」
その結果
「金融業界の側では、なにはともあれ、顧客に外貨建て資産での
運用に興味を持ってほしいのだ。要は、外貨売買の手数料や、
外貨建て資産で運用する商品の手数料を稼ぎたい。
一般に、外国資産に投資する商品の手数料は、国内資産だけに
投資する商品の手数料よりも高いことが多い。」
事から金融業界のススメで外貨建ての投資をする場合は
カモにならないようコストに気をつけなければいけません。
「為替は金利とセットで取引されており、見かけ上利回りが高く見える
通貨(の預金や債券)も、円ベースで見たときの期待リターンが
高いわけではない。どの通貨・金利の組み合わせが有利なのかは、
為替市場の参加者が必死で知りたがっていることで、
これを知ることは難しい。外貨建て資産を保有すると、
リスクは高まるが、期待リターンが高まる保証はない。」
とありますが、世界の株式市場における時価総額で
日本(円)の占める割合はだいたい8%です。
iシェアーズ® ACWI ・・・7.92% 2012年2月7日時点
Vanguard Total World Stock ETF (VT) ・・・7.4% 2011年12月31日時点
リスク資産の90%を外貨建てで運用した場合は
為替リスクが過大になってしまうところがジレンマになります。
結局のところ個人個人が許容できる範囲で為替リスクを
とることが重要です。
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