コア資産は分散投資でリスクをコントロール
- 資産運用の中核に据える部分(コア)をしっかりキープしながら、投資にメリハリをつけて
楽しむ部分(サテライト:衛星のようにコアの回りを回る)の位置付けを意識して、
資産作りに取り組むこと
ファンドが設定されるとき
投資の対象(BRICS、VISTA、NEXT11)やテーマ(クラウド、再生エネルギー)として様々なものが現れては消え、流行っては廃るということを繰り返しています。
しかし、往々にしてファンドが設定されるときが株価のピークであることが多いです。
長い目で見ればとても魅力的な投資対象であるにも関わらず。
サテライト投資の肝
ではコア資産の一部として、あるいはサテライトとして長期で活用するには投資全体の中で位置付けが肝になってきます。
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※コラムより引用 リスク・リターンとも年率換算 |
当てはまると思います。
- 新興国株式はリターンが10%、リスクが29%でした。
新興国全体に分散投資をした指数でも、2011年の新興国株式のリターンは
マイナス22.4%でした。
個別の新興国の場合は、更に大きなリスクとリターンを覚悟しなければなりません。
集中投資は、時として大当たりを呼ぶ反面、大きな下落もあり得ます。
分散投資
そこで注目してもらいたいのが楕円で囲んだポートフォリオです。「4資産」は先進国と日本の株式と債券
「6資産」はそれに新興国の株式と債券を加え
「8資産」はさらに先進国と日本のリート(不動産投資信託)を加え
「9資産」はそれにコモディティ(商品)を加えた
ポートフォリオで均等の資産配分しています。
8資産への均等配分の代表的なファンドとして
eMAXISバランス(8資産均等型) があげられます。
分散して多様な資産に投資を行なえば、リスク水準は比較的低く保つことができます。
もちろん、分散投資をしていてもほとんどの資産が値下がりしてしまう局面はあります。
分散投資は万能ではないからです。
しかし、中長期では各資産の値動きがカバーし合って、ポートフォリオ全体の値動きの
幅を穏やかにする効果があります。
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※コラムより引用 |
運用成果の向上に貢献しています。
このように新興国など将来的に魅力的な投資対象へは自分の中でしっかりと
ルールを決め、リスク許容額を把握し付き合うことが重要です。